パラメータファイルの更新方法
プリザンターがバージョンアップされると、パラメータファイルも更新されるものがあります。
特に利用者が設定していないパラメータファイルは問題ないのですが、利用者が設定しているファイルに変更がある場合は、その情報を反映させる必要があります。
例えば、Mail.jsonファイルには、メールサーバの設定情報が書かれています。このファイルはバージョンアップ直後はデフォルトの内容になっているため、利用者が指定したメールサーバ情報などが書かれていません。そのため、「バージョンアップ前に旧ファイルを退避させておき、バージョンアップ後にファイルを上書きする」ということをしたりするのですが、バージョンアップ後のファイルの設定項目などが変わっていなければ問題ありませんが、新バージョンで項目が追加されていたりする場合は、プリザンターが正しく起動(動作)しない場合があります。
そのため、以下の図にあるように差分を確認して、JSONファイルをうまくマージする必要があります。
残念ながら、この部分の自動化処理は行えないため、手動での対応になります。(WinMergeで行っても可能な場合がありますが、手動の方が確実です)
利用者が変更されているファイルも少ないと思いますので、バージョンアップの時には新旧のファイルの内容をDIFFなどで確認して、どうマージすればよいか確認して対応しましょう。
以下の図で左が新バージョンのため、旧バージョンにないものはオレンジでハイライトされています。これは旧バージョンではなかったため、まずはそのままとしましょう。
新バージョンのグレー部分は、設定がなくなっている箇所です。新バージョンでは使えない(使わない?)ので転記不要です。
まとめ
さて、いかがでしたか?
バージョンアップしたときのパラメータファイルの修正について説明しました。実は私もバージョンアップの時に確認漏れがあり、バージョンアップ後にプリザンターが動作しなくて焦った経験があります。きちんど事前に確認しておけば問題なく動作しますので、注意深く確認して正しいバージョンアップを実施しましょう。
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プリザンターのバージョンアップ
こんにちは、CCSの田中です。
プリザンターは日々バージョンが上がっているため、バージョンアップ作業を日々行っている方もいらっしゃるかと思います。
バージョンアップ手順に関しては、インプリム社からの説明の通りに行うことで、ある程度問題なく行えるのですが、一部パラメータファイル(プリザンターのインストールフォルダの下のApp_Data\Parametersにある各種JSONファイル)を退避させて、バージョンアップ後に差分を正しく記載しないと、プリザンターがエラーで起動できなかったりします。
今回、このパラメータの修正について注意点や方法について説明します。