AD同期の不具合(8/4追記)
早速1.2へのバージョンアップ作業を実施!
当社ではAD同期を行っていますが、バージョンアップしたところ何故かプリザンターにログインできなくなってしまいました。
Syslogを確認したところ、以下のようなAuthenticate関連のエラーが記録されていることを確認。
Referral
LdapErrorMessage:
at Novell.Directory.Ldap.LdapSearchResults.Next()
at Implem.Pleasanter.Libraries.DataSources.Ldap.Authenticate(Context context, String loginId, String password) in C:\Implem\Pleasanter.NetCore\Implem.Pleasanter\Libraries\DataSources\Ldap.cs:line 21
AD連携をしている場合、Authentication.jsonを編集していると思いますが、LdapSearchRootのDC=の部分を小文字に変更したり、LdapSyncUserにドメイン名が不要だったり、NetBiosNameを大文字にしたり、LdapUserやLdapPasswordを入れたり、ということをしましたが、だめでした。
.NET Framework版で使用していたLDAPのライブラリに変更すれば大丈夫そうとのことで、インプリム社の協力いただき、とりあえずは問題なく接続できました。この時は.net Frameworkの設定の時と同じようにLdapUserやLdapPasswordは、nullのままで大丈夫です。
現在AD連携をしていて、.net Framework版を使っている方は、1.2へのバージョンアップは上記のモジュールが提供されてからアップしたほうがよいかと思います。
プリザンター1.2とは
こんにちは、CCSの田中です。
先日7月21日に『プリザンター1.2』がリリースされました。
プリザンター1.2は、.net Core版の後継ということで、.NET 5をベースにしたプリザンターのです。
ちなみに、Microsoftの.netCoreのバージョンは、3.1で、次は4になるところを、.net Frameworkが4系のため、間違えないようにMicrosoftが.NET 5としたようですね。
プリザンターは1.2になり、.net Framework版が.net Core版に統合される形になりました。
プリザンターのパートナー各社へは、プリザンター1.2のリリース以前にインプリム社から「.net Framework版のサポートは今年いっぱいまで」ということを聞いていましたが、統合して1.2としてリリースされるということは当日になって知りました。それまでは詳細な情報が無かったため、「SQL Serverは使えなくなるのでは?」や「Linuxだけで動作してWindowsも使えなくなるのでは?」との懸念がありましたが、そのようなことはなく、SQL ServerもWindowsも使えるということで、少し安心しています。
移行方法やFAQについては、インプリム社から情報が出ていますので、そちらをご確認いただければと思います。まだ私が移行を試していませんので、実際に移行をしてみての感想や補足などがあれば、別途ブログで公開したいと思います。
なお、.NET Framework版は、2021年12月まで最新バージョンが提供されますが、2022年1月以降は、新機能は提供されず、年間サポートサービスをご契約のユーザ様限定で不具合解消版が提供されるそうです。