デヂエとプリザンターの設定項目
本比較については、デヂエの公開情報と私の独断で比較しているため、完全に正しいものではないことはご了承いただき、あくまでも参考情報としてご利用ください。
デヂエで設定可能な項目に対して、プリザンターの項目では何に当てはまるか、注意点などはないかなどを記載していきます。
文字列 (1行)
→[分類]や[説明]での代用が可能。横幅は「ノーマル」「ワイド」に対応しますが、標準機能では細かい数値での横幅調整はできません。
文字列 (複数行)
→[説明]で代用が可能。横幅や高さはブラウザ側で調整は可能です。
URL
→URL専用の項目は存在しませんが、[分類]を使うか[説明]でMarkdownを使うなどで近い動きに設定できます。
メニュー (文字列)
→[分類]で代用が可能です。表示内容とは別にDBに登録する値や、一覧表示のときの表示などを指定できる点はプリザンターのほうがよいです。
メニュー (ユーザー)
→[分類]で代用が可能です。[[Users]] や[[Users*]]を指定することができます。
ラジオボタン
→標準機能ではありません。[スクリプト]を記載することで対応は可能です。もしくは見た目は違いますが[分類]での代用での対応も可能です。
チェックボックス
→[チェック]と同様です。
数値
→[数値]が対応します。細かい設定は一長一短です。
自動計算
→[数値]で代用し、[計算式]タブで設定することで代用できます。
日付
→[日付]と同様です。「年月日」を指定することで同じ扱いになります。[日付]に関しては以前のブログ(第16回)日付設定をいろいろ試してみました)をご覧ください。
時刻
→時刻だけの項目はありません。[分類]や[説明]を使って書式を時刻形式に正規表現で制限をかけるなどで代替は可能です。
日付時刻
→[日付]と同様です。「年月日と時刻」を指定することで同じ扱いになります。
時間量
→[期限付きテーブル]を使用して[作業量]を指定することで近い動きに設定できます。
時間計算
→標準機能ではありません。[スクリプト]を記載することで対応は可能です。
ファイル
→[添付ファイル]と同様です。複数指定できたり、同名の場合に上書きか別ファイル化の指定ができる点はプリザンターのほうがよいです。
イメージ URL
→[説明]で画像の登録を許可すると近い動きに設定できます。
自動採番
→プリザンター全体でIDは一意に採番されますが、テーブルごとの自動採番機能はありません。[スクリプト]での対応が必要です。サンプルは以前のブログ(第20回)独自の管理番号を採番する方法)をご覧ください。
自動ルックアップ
→[ルックアップ機能]と同様です。以前のブログ(第100回)ルックアップ機能を使ってみた)をご覧ください。
サイボウズ デヂエのサポート終了
こんにちは、CCSの田中です。
今回プリザンターではなく、2023年9月末にサポートを終了する「サイボウズ デヂエ」(以下「デヂエ」と略す)について記載します。
デヂエは、プリザンターと同様のWebデータベースですが、プリザンターはオープンソースですが、デヂエは有償の製品となっています。機能的には同じWebデータベースということもあり、似たような感じになっているようです。実際に私がデヂエを触ったことがないため、そのように書いています。
デヂエは、2023年9月にサポートが終了するということで、開発元のサイボウズ社としてはサイボウズOfficeかKintoneへの移行を勧めているようです。利用者からすると課金形態が変わるため、利用ユーザ数が多い企業様では移行を躊躇っているところもあるかと思います。しかしサポートが切れると(ライセンスが切れると)、猶予期間中は閲覧等はできるものの、その猶予期間を過ぎてしまうとデータも見れなくなってしまうようで、駆け込み寺のようにプリザンターへの移行を検討している人が増えていると聞いています。(あくまでもそのようは問い合わせが多くあると聞いているだけですが)
そこで、今回はデヂエの移行を考えたときに各種設定項目についてデヂエとプリザンターで比較をしてみたいと思います。