アクセス制御の影響
まず1つ目は、アクセス制御の影響についてです。
以下のような構成のサイトがあるとします。
・テーブルA、テーブルB、ユーザ1を用意
・テーブルAに「決定ボタンクリック時にテーブルBにレコードを作成する」スクリプトを登録
・ユーザ1にテーブルAに対する「読み込み/書き込み」権限を設定
・ユーザ1にテーブルBに対する「読み込み」権限を設定
この状態で、「ユーザ1」が「テーブルA」を開き、決定ボタンをクリックしたとします。
すると、スクリプト処理の途中でエラーが発生してしまいました。
これは「ユーザ1」に「テーブルB」の書き込み権限が設定されていないためです。
「ユーザ1」が直接「テーブルB」を更新するわけではありませんが、
操作を行うユーザの権限でスクリプトが実行されるためこのようなエラーが発生しました。
アクセス権をテーブルごとなど細かく設定している場合は、ご注意ください。
さて2つ目は、アクセス権を一括で設定する方法です。
複数ユーザに同じ設定をしたい場合、グループを作成し、
グループに対して権限を付与するのが正攻法だと思います。
が、事情があってできないときはユーザひとりひとりに同じ設定を行うことになります。
これが結構な手間でどうにかならないかなと思い、複数選択状態で詳細設定をしてみたところできました!
権限設定したいユーザを選択し、複数選択状態で「詳細設定」を押す。
パターンを「読取専用」から「書き込み」に変更すると、
選択していたすべてのユーザに対して同じ権限が設定されます。
単純なことですが、これに気づくまでは一人ずつポチポチ設定していました。
サイトのアクセス制御について
こんにちは、CCSの阿原です。
今回は「サイトのアクセス制御」を設定するときの注意点を2つ紹介したいと思います。
※サイトのアクセス制御とは、
特定のフォルダ、テーブルに対し、ユーザ/組織/グループを指定して読み込み/書き込み等の許可を付与する
などの設定を行うことを言います。(項目やレコードにも設定できますが今回詳細は省きます。)