ブログ

2022/06/01
【プリザンター】 第149回)リンクテーブルにインポートで新規登録するときの注意点

リンク機能使っていますか?

こんにちは、CCSの阿原です。

みなさんはリンクテーブルの機能はお使いでしょうか?
リンクテーブルとは、リンク機能を使ってテーブルに親子関係を持たせたテーブルのことです。
親テーブルの項目を子テーブルの一覧に表示したり、親テーブルのエディタ画面から子レコードを作成するボタンをつけられたり、と大変便利なのですが、子のデータをインポート機能を使って新規登録する際(特に親のリンク項目に重複がある場合)には注意が必要なことをご存知でしょうか。

どういった点に注意が必要なのかを次で説明します。

リンクテーブルのインポートでの注意点

注意点の説明の前に、具体的にどうなるのかを以下のようなテーブル設定とデータ登録を行い確認してみます。

今回、「会社」と「社員」の2つのテーブルを用意します。この2つのテーブルをリンク機能で紐づけます。
細かい設定は以下を参考にしてください。テーブルは記録テーブルでも期限付きテーブルのどちらでも構いません。

テーブル設定:
・会社テーブルに「会社名(タイトル)」「所在地」「電話番号」を準備
・社員テーブルに「社員名」「会社名」を準備
・「会社名」をリンク項目として社員テーブル(子)を会社テーブル(親)にリンクさせる
・社員テーブルに会社テーブルの情報「所在地」「電話番号」を表示させる

データ登録:
・会社テーブルに会社名が同じ2社を登録する
・インポートを使って社員テーブルに新規登録を行う

会社テーブル



社員テーブルへのインポートCSV



社員テーブル インポート結果



結果:
A山さんは九州のABC社に所属する社員、B谷さんは北海道のABC社に所属する社員として登録しようとしましたが、リンク項目である会社名が同じためどちらのABC社にリンクするのか決定できず、両名とも九州のABC社の社員として登録されました。

リンクテーブルを使ったときのインポートでの新規作成の注意点としては、
「会社名(タイトル)を「会社名(所在地)」とするなど、全く同じ値にならないように設定で回避したり、インポート前後のデータ重複チェック、画面から正しく更新を行ったり、一意となる会社コードをタイトルとしたり、など運用での対応が必要となる。」ということです。

ちなみに更新であれば、レコードIDで紐づけられますので、このような問題は発生しません。

まとめ

さて、いかがでしたか?

インポートを使ってリンクテーブルに新規登録をする際は、一度確認してみてください。

導入の支援、スクリプト開発などでお困りの場合は、当社で支援もいたします。プリザンター逆引き辞典PDF版やスタイル・スクリプトサンプル集PDF版の販売もしております!

☆☆ブログ内容への質問や追加説明をご希望の方は
【問い合わせフォーム】 こちら からお気軽にお問い合わせください☆☆

PAGE TOP