テキストデータの移行方法
⑤移行方法の検討については、「テキストデータ」と「添付ファイル」に分けてご紹介します。
⑤ 移行方法の検討
前提として、まずプリザンター上にデータを移行するテーブルを作成します。
作成したテーブルにデータを移行して行きますが、データの内容によって移行方法は異なります。
■ テキストデータのみ(変更履歴無し)
テキストデータのみの場合は、標準機能「レコードのインポート」を使用します。
まずは移行データCSVの項目名を、プリザンターにて作成したテーブルの表示項目名と一致させます。
その後、「レコードのインポート」にてマスタ(親)テーブルから順にデータのインポートを行っていきます。
✔ ポイント
先に子テーブルからデータをインポートすると、表示する選択肢の値がないため先頭に「? 」がついてしまいます。
その後、マスタ(親)テーブルのデータをインポートしても子テーブルの表示は変化しないため、インポートの順番には注意が必要です。
■ テキストデータのみ(変更履歴有り)
変更履歴も含めデータの移行を行う場合には、2つの方法があります。
なお、2つの方法ともに、テーブルの管理画面>エディタタブにて「自動バージョンアップ」を「常時」を設定しておきます。
1)PowerShellによる移行
API:テーブル操作:レコード作成・更新 を使ってPowerShellにてプログラムを作成し、移行データCSVの読み込みとプリザンターへの登録を行います。
「自動バージョンアップ」の設定が「常時」になっていることから、移行データCSVを古い順に読み込み、登録更新する度に変更履歴が作成されます。
2)標準機能「レコードのインポート」による移行
レコードのインポートにて移行する場合は、移行データCSVを変更履歴のバージョンごとにまとめておきます。
「キーが一致するレコードを更新する」にチェックを入れてインポートを繰り返すことで、変更履歴が作成されます。
✔ ポイント
プリザンターの仕様上、データを登録更新した日付が「作成・更新日時」、登録更新したユーザが「作成者・更新者」として登録されます。
既存システムの「作成・更新日時」「作成者・更新者」について、どのように扱うか事前に確認しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
データの移行については、レコードのインポートの場合でもPowerShellを使った場合でも、親テーブルを取り込んだ後に子テーブルを取り込みましょう!
テーブルの件数が多いほど、レコードの件数が多いほど、データを取り込む順番は計画を立てて実施することをお勧めいたします。
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既存システムからプリザンターへの移行
こんにちは、シーイーシーカスタマサービスの森山です。
前回に引き続き、既存データベースシステムからプリザンターへの移行時のポイントについてご紹介します。
①ユーザの管理
②アクセス制御の設定
③移行するデータの内容
④移行先の容量確認
⑤移行方法の検討
3回目の今回は「⑤移行方法の検討」についてご紹介します。