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2024/03/27
【プリザンター】 第240回)ワザあり!CSVによるユーザ作成方法

テーブルにアクセス制御が設定されている環境でのユーザ登録

こんにちは、シーイーシーカスタマサービスの森山です。

ユーザの作成について、前回の記事では 「ユーザ招待」機能を使ったユーザ登録方法 をご紹介しました。

ただ、この方法では作成するユーザに「組織」や「グループ」を事前に設定することができません。
事前に設定ができないことで、既に運用されている環境にて『どの組織・グループに所属しているユーザに、どのサイトを見せる』といったアクセス制御が設定されている場合に、見えるはずのテーブルが見えないという問題が発生します。

「ユーザ招待」機能を使うとアクセス権限の設定にて上記のような問題がでてきてしまうため、このような場合にはユーザ登録を「ユーザ招待」ではなく「CSV」で行います。
その際、ある“技”を使います。
その“技”とは、ユーザに必ず初期パスワードを新しいパスワードに変更してもらうために、「パスワード有効期限」を“過去日”に設定するというものです。
これにより、CSVで組織なども設定された状態となり、アクセス権限が適用されます。

初期パスワードを必ず変更させる

ユーザ作成に使用するCSVについては、ユーザマニュアルをご参照ください。
ユーザ管理機能:インポート/エクスポート

注意事項にも記載があります通り、ユーザの新規作成時にパスワード欄が空欄の場合、パスワードが未設定の状態でユーザが登録されてしまいますのでユーザはログインできません。
パスワード未設定にてユーザを登録した場合は、パスワード列にパスワードを入力して再度インポートするか、特権ユーザにてパスワードをリセットしてください。
また、ユーザのインポートキーは「ログインID」となります。既に使用中のログインIDを登録すると、設定が更新されてしまいますのでご注意ください。

※ ポイント! ※
ユーザにて初期パスワードからパスワードの変更を”必ず”行ってもらうために、「パスワード有効期限」「過去日」を設定します。
こうすることで、ユーザの初回ログイン時に必ずパスワード変更を求められます。

では、今回のCSVによるユーザ作成の流れをおさらいしましょう。

■ユーザ管理者
1.CSVの1行目に、ユーザ登録に必要なヘッダ(各項目の名前)を設定する
 設定項目例:
 ・ログインID ※必須
 ・名前 ※必須
 ・言語
 ・タイムゾーン
 ・組織コード
 ・パスワード有効期限 ※過去日を設定
 ・メールアドレス
 ・パスワード ※必須
2.CSVの2行目以降に、新規作成するユーザ情報を設定し保存する
3.ナビゲーションメニュー 管理 > ユーザの管理 をクリックする
4.画面下部「インポート」ボタンをクリックする
5.CSVファイル項目の「ファイルを選択」ボタンをクリックし、手順1で保存したCSVファイルを選択する
6.インポートするCSVファイルの文字コードを選択する
7.「インポート」ボタンをクリックする
 ⇒ 画面下に「〇〇件追加し、〇〇件更新しました。」とメッセージが表示されたら登録完了

■新規登録されたユーザ
1.プリザンターへアクセスする
2.ログインIDとパスワードを入力する
 ⇒ パスワード変更が求められる
3.任意のパスワードを設定する
 ⇒ ログイン後、アクセス制御されたサイトが見える

まとめ

いかがでしたか?

新規ユーザの登録方法は様々です。ユーザの種類やお使いの環境に合わせて、誤登録等のリスクが一番低い方法をお選びいただければと思います。

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