項目の入力検証でよく使われるであろう正規表現
まず初めに、プリザンターの各項目の設定を行う「エディタ」タブで、各項目の詳細設定を行う画面に「入力検証」というタブが追加されています。
ここには、3つの設定項目「クライアント正規表現」「サーバ正規表現」「エラーメッセージ」があります。正規表現でクライアントとサーバの違いは、ローカルで正規表現がチェックされるか、サーバ側に通信したときにチェックされるかの違いです。エラーメッセージは、正規表現に合わない記載があった場合のメッセージを指定します。
設定方法は以下の通りです。
- 記録テーブルを作成します。
- 入力検証を設定したいテーブルを開き「管理」→「テーブルの管理」→「エディタ」を開き、[分類A]、[分類B]、[分類C]、[分類D]を有効化します。
- [分類A]、[分類B]、[分類C]、[分類D]を一つずつ選択して[全般]と「入力検証」を下記のように設定します。([分類]ではなく[説明]を使用してもよいです。)
注釈の追加は下記をご参照ください。
https://pleasanter.net/fs/publishes/1269428/edit
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[全般]タブ
表示名: 携帯電話番号
説明 : 例:080-1234-1234
[入力検証]タブ
クライアント正規表現: ^0[789]0-\d{4}-\d{4}$
エラーメッセージ : 正しい携帯電話番号を入力してください。
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[全般]タブ
表示名: 固定電話
説明 : 例:046-123-1234
[入力検証]タブ
クライアント正規表現: ^0\d(-\d{4}|\d-\d{3}|\d\d-\d\d|\d{3}-\d)-\d{4}$
エラーメッセージ : 正しい固定電話番号を入力してください。
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[全般]タブ
表示名: IPアドレス
説明 : 例:172.168.0.0
[入力検証]タブ
クライアント正規表現: ^\d+\.\d+\.\d+\.\d+$
エラーメッセージ : 正しいIPアドレスを入力してください。
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[全般]タブ
表示名: 郵便番号
説明 : 例:228-0001
[入力検証]タブ
クライアント正規表現: ^\d{3}-\d{4}$
エラーメッセージ : 正しい郵便番号を入力してください。
スクリプトを書かなくても入力検証できるようになりました
こんにちは、プリザンターのスクリプトの開発を担当しておりますCCSの徐(ジョ)です。
以前のブログ「第34回 メールアドレスの形式チェックのスクリプト」で正規表現を使ったメールアドレスのチェックをスクリプトで記載する方法を紹介しました。プリザンターは日々機能追加されており、バージョン 0.50.160からは、この正規表現の対応についてスクリプトを使わずに項目の入力検証ができるようになっています。
ただし、正規表現は記載しないといけないため、少しプリザンター本体の操作方法とは違いますが、今回は項目の入力検証ではよく使う正規表現を紹介したいと思います。
なおブラウザは最新のChromeで確認をしていますので、その他のブラウザやバージョンでの動作は未確認ですのでご了承ください。