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2020/10/28
【プリザンター】 第68回)フォルダ・テーブルの並び替え禁止設定

自由に変更できるデメリット

こんにちは、CCSの田中です。

プリザンターを使っていると、「フォルダやテーブルの階層(場所)や表示順を変更したい」という場合があると思います。ドラッグ&ドロップで位置を変更できることはご存知かと思います。ただ、ある程度使い慣れてきていて、自分以外の人に勝手に移動されたりすると、いつもあったフォルダが見つからず、検索したり探したりする必要がでてきて困ってしまいますよね。また自分では意図していないのに勝手に移動させてしまった、ということもあるかと思います。

プリザンターでは自由にフォルダやテーブルの移動ができてしまうため、メリットでもあるのですが、この機能が運用上はデメリットにもなったりします。
そこで、自由に移動ができないように設定しましょう。

フォルダやテーブルの移動禁止設定方法

プリザンターのフォルダやテーブルの移動の禁止を設定する場合は、設定用のJSONファイルを修正する必要があります。また、設定できるユーザを指定する必要があります。
そのため、設定できるユーザのユーザIDを先に確認して控えておきましょう。(特権ユーザは今回の設定を行わなくても、移動が可能になっています。)
設定は以下の手順で行います。
なお、この設定作業はサーバの管理者権限がある方がサーバにログインをして設定変更を行ってください。


  1. 設定ファイル(Site.json)を開きます。
    (標準設定では、C:¥inetpub¥wwwroot¥pleasanter¥App_Data¥Parameters にあります)

  2. "TopOrderBy": 0 となっている部分の「0」の部分を、先ほど控えておいたユーザID(数値)に書き換えます。

  3. ファイルを上書き保存します。

  4. IISを再起動します。


上記の設定を行った後に、設定変更できるユーザではフォルダやテーブルの移動ができることと、その他のユーザでは移動ができないことを確認してみてください。権限がないユーザの場合、最上位のフォルダ以外では「この操作を行うための権限がありません。」というエラーが表示されます。
なお、上記のSite.jsonの設定に誤りがあると、プリザンターで「パラメータファイル "Site.json" の構文エラーです。システムが起動できません。」のエラーがでて起動できなくなりますので、注意ください。
問題があった場合は、一度ユーザID部分を「0」に戻すなどしてください。

まとめ

さて、いかがでしたか?

今回は、JSONファイルを修正して権限関連の変更を行いました。その他各種JSONファイルで設定変更ができる部分もありますので、ユーザマニュアル等を見ながら実行してみてください。

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