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2020/12/16
【プリザンター】 第75回)問合せ受付の応答メールのテンプレート化

プリザンターで問合せ管理

こんにちは、CCSの田中です。

プリザンターの利用方法で多く聞かれるのが「問合せ管理」です。
問合せ管理では、問合せ者から受付けた旨をメールで返信するケースがよくあります。
これにはプリザンターを公開して、プリザンター上で実施するのもよいのですが、外部には公開できない環境となっている場合もあるかと思います。
そのようなときに、受付けた問合せに関して一度プリザンターに登録した後に、別途メーラーから受付済の回答をすることもあるのではないでしょうか?

これでは、少し非効率ですね。プリザンターで管理しているのであれば、プリザンターに記載した内容をテンプレート文と合わせて、メール送信できれば便利ですよね。

ということで今回は、そのようなことができるスクリプトをご紹介します。

メールのテンプレート設定

まずは、プリザンター上で問合せ管理のテーブルを作成します。
今回は、「期限付きテーブル」を使用して作成しています。「記録テーブル」を使ったときとは、記載が一部異なりますので注意ください。
前提として、テーブルは以下のように作成しておいてください。記載のない項目は自由に作成して構いません。

問合せ管理テーブル(期限付きテーブル)
 会社名(分類A)
 問合せ者(分類B)
 問合せ者メールアドレス(分類C)
 問合せ件名(タイトル)
 対応者(担当者)

手順は以下の通りです。

  1. 問合せ管理のテーブルを開きます。
  2. メニューから、「管理」→「テーブルの管理」を選択します。
  3. 「スクリプト」タブを選択します。
  4. 「新規作成」ボタンをクリックします。
  5. タイトルには「メールテンプレート」などを入力します。
  6. スクリプトは下記のように入力します。
  7. 出力先は、「編集」にだけチェックを入れます。
  8. [追加]をクリックし、[更新]をクリックしたら完了です。


早速試してみましょう。
レコードが登録されている必要がありますので、先にレコードを登録してください。
レコードの詳細画面で、「メール」ボタンをクリックしてください。テンプレートの内容に必要事項が記載されたメールが作成されていることが確認できると思います。
※このテーブルの権限で、メール送信の権限があることが前提です。権限がない場合は権限を設定してください。
※プリザンターの設定で、メール送信が可能になっている必要があります。

<スクリプト>

$("#EditOutgoingMail").click(function () {

const corName = $("#Issues_ClassA").val();
const name = $("#Issues_ClassB").val();
const mail = $("#Issues_ClassC").val();
const name2 = $("#Issues_Owner option:selected").text();
const title = $("#Issues_Title").val();
const kanriid = $("#Issues_IssueId").text();

const html = `

  • "${name}" <${mail}>

  • `

    $("#OutgoingMails_To").empty();
    $("#OutgoingMails_To").append(html);
    let mailTitle = `${kanriid}-${title}`;

    let mailBody = `${corName} ${name}様\n\nいつもお世話になっております。\nCCS ${name2}です。\n\n掲題の件について受け付けました。回答をお待ちください。\n─────────────────\n(株)シーイーシーカスタマサービス\n${name2}\n046-123-1234\n─────────────────\n`;
    $p.set($("#OutgoingMails_Body"), mailBody);
    $p.set($("#OutgoingMails_Title"), mailTitle);
    $p.addMailAddress($('#OutgoingMails_To'), $('#To').val());
    });



    2023/3/14追記
    宛先部分がうまく指定されない場合があります。
    その場合は、16行目部分( $("#OutgoingMails_To").append(html);)を以下に置き換えてください。

    $p.addMailAddress($('#OutgoingMails_To'), html);

    まとめ

    さて、いかがでしたか?

    問合せ管理から必要事項を記載したメールを問合せ者に直接メールを出せるようになると、作業が効率化されますね。

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